Javaを使ったシステム開発
Javaを使ったシステム開発は古くから行われていますが、特にJavaにエンタープライズ機能が追加されたJAVAEEが安定し始めてから採用案件が一気に広まったとも言われています。システム開発は長期間にわたって行なわれますので安定したAPIやライブラリは必須とも言えます。ただし、ライブラリや基本APIだけでは使い勝手があまりよくないとも言われており、フレームワークの利用が進んでいます。フレームワークはアプリケーションを作る際、土台となるAPI集であり、基本的に用意されているAPIを組み合わせてシステム開発に使いやすいように揃えてくれているものです。
フレームワークはIBMのWebsphereやOracleのWeblogicのようにアプリケーションサーバといっしょに提供される場合もありますが、アプリケーションサーバを選ばずに利用できるフレームワークも多数開発されています。システム開発でよく使われるフレームワークとしてはSpringがあります。SpringではJava用のアプリ開発環境でもありますが、さまざまなサブシステムがあり、プロジェクトとして進化が続いています。Springはフレームワークとして必要な機能が多く実装されていますが特に安定性と開発の用意さで他のフレームワークより頭ひとつ抜けだしています。
またPlayFrameworkも注目されており、開発者の生産性を上げることに特化したプロジェクトとして人気があります