システムの構築には要求分析が重要
近年は学校にもいくつものシステムが導入されています。生徒や先生は意識的、もしくは無意識で毎日多く活用しているのです。学校ではいろいろな活動が行われています。そのため、それらをオートマティックに行えるようにしなければ、いろいろなことが滞ってしまいます。
オートマティックにするには多様なものが必要になってきます。インフラを作ることになるので、学校内のことを徹底して調査する必要があります。何を処理する必要があるのか、何を処理しなくていいのか、そういう要求分析をまず行う必要があります。さらに学生や先生のプライバシーに対して問題がないのか、さらには法律的に問題がないか、いろいろと調査する必要があります。
学校関係者の要望を理解し、要求分析を行った後は、実際にシステムの設計に入ります。オートマティックにするために、きめ細かな設計は必要なものです。個人レベルの要求も多く存在しますが、まずは組織としての要求に応えられるように設計をします。コスト面から考えると優先順位を付けるのは当然のことです。
また、システムのアルゴリズムを徹底的に考える必要もあります。それが正しく作られていなければ、CPUが混乱します。そういったことが起こらないようにするには、最初の仕様設計が非常に重要になります。最初の設計でフォローできなかった分は、運用後に改善を行っていくことになるのですが、一旦運用が始まってしまうと、それを停止させることは避けるべきです。